ラスベガスの状況報告：03/21/2020

本日は朝からいろいろと雑用をしていたりしている間に時間が過ぎ、ACIMはさらりとWorkbookに目を通しただけで実践しませんでした。

体調を崩してシアトルで自宅療養している息子と、午後たっぷり電話で話せました。声が聞けて嬉しかった〜。喘息持ちの彼は、風邪あるいは季節性のアレルギーが出て喘息の症状が悪化していたとのこと。発熱を除いては新型コロナ感染症の症状にも当てはまるため、念の為クリニックに電話をして、総計8時間程掛かってやっと問診を受けられたとのこと。喘息の症状が出ているようですが、先ずは自宅で10日間ほど様子をみてくださいとの診断だったそうです。こういう事態になると、クリニックに行くということが本当に難しくなるのだと実感。

米国の新型コロナウイルス感染者数が2万3千人を超え、死者は300人近くにのぼっています。マッハの勢いで感染者数が増えています。

全米ほぼ全域で実質外出自粛令が数日前に出てからも勢いは更に増している。

ネバダ州も165名感染、2名の死亡者が出ていますがそのほとんどはLas VegasのあるClark Countyから。

日々何千人という新感染者の増加は、感染力の強さもありますが、検査数の増加に大きく起因されていると思う。特にニューヨーク州。徹底的に感染者を見つけだそうという姿勢。それが如実に数値にあらわれています。

思うに、感染者数は検査数に比例している部分が大きく、その部分を考慮して世界全体を見ていく必要があるようです。

感染力はインフルエンザより数倍強いとも言われています。

今の時点で仮に世界中の全員が感染に対する検査をすれば、恐ろしい数字を見る国もまだあるということでしょう。

日本も多分にもれず、今後検査数を増やせば否応なく感染者数は増えるでしょう。そして東京や大阪などの大都市は、アメリカのようにロックダウンとなる可能性もあります。

ネバダ州のロックダウンは30日と言い渡されましたが、1ヶ月やそこらではおさまらないような気配です。今のところ食料品ストアや銀行、病院、ガソリンスタンドなどはやっているので、収入源が確保されていて、健康で必要な外出もできる人にとってはさほど切羽詰まっている状況ではないと思います。職を失い、これからの生活に不安を抱える人、ビジネス、特に飲食産業、サービス業、ホテル、観光業、そこにガツンと打撃がきています。まさにラスベガスの中枢産業がやられています。そしてその不安は社会全体的に広がって、まるで映画を観ているような現実味のない恐怖に包まれているという状況です。

そんな中、ネットで繋がったコミュニティで、助け合いをしたり、失った社会の中の機能を補いあったり、人々の優しさ、絆も信じられない程広がっています。

がん疾患を抱えた年配の方が、「じゃがいもを発注したけど、届かない。高リスクのため感染が怖くて外出が出来ないので、どなたか分けて頂けないか。」という投稿がネットのコミュニティ掲示板に出るやいなや、スクロールしてもしきれないほどの数の反応。そのほとんどが、うちにあるじゃがいもを今届けます、それ以外にも必要なものがあったら、よかったらお買い物にいって差し上げますよ、っていう申し出がほとんど。

自主的に、トイレットペーパー無くなっちゃった人、分けてあげるよ、とか、外出難しい人は行ってあげるから声かけて、とか、帯びただしい数の優しい申し出で溢れています。

ネット掲示板は、そういった愛にあふれる助け合い精神に富んだものと、不安を分かち合いたくて、必要以上に恐怖の材料を書きこんでいるものに、大きく分かれているように見受けられます。不安を分かち合いたと思われる書き込みも、本人にしてみれば情報の共有という動機のつもりなのでしょうが、恐怖をベースとした言動はやはり恐怖を増幅してしまう。

今起こっていることを色を付けずに事実として認識し、出来ることのベストの選択を取り続けるということが大切ですね。誰かを、あるいは何かを非難したり責めたり、といったちょっとした心のずれ（原因を外側に探そうとする）が、精神バランスを崩してしまうのですね。

こんな時こそ、自分軸をしっかりと持ち、今外界に起こっていることをしっかり内側に包み込み内観を続けていきましょう。

怖がることはない。

でも目をふさいではいけない。

しっかりと目を開けて、自分と向き合い、やるべきことは迅速に真摯に遂行していきましょう。

隣の人々と愛で繋がって、優しい気持ちで自分の持っているものを分け与え、また必要なときは、見栄やプライドを捨て人に助けを求める。

生き方と今後の世界を自分で想像し創造していくときがやってきましたね。

今、奇跡が起こっている。

おやすみなさい。

素敵な夢を♡